バングラデシュではマイクロファイナンスが早くから普及し、すべての人々が金融サービスへのアクセスを持てる、すなわち「金融包摂」への流れを作りました。ところが、バングラデシュの農村によっては、それが後退している場合もみられるようです。なぜそのようなことが起きているのでしょうか?それは、マイクロファイナンスの限界やグラミンモデルの限界なのでしょうか?また、その打開の道はあるのでしょうか?

近年バングラデシュの農村で実態調査を続けてきた研究者の報告を中心に、これらの問題を検討していきたいと思います。

演題:「バングラデシュタンガイル県農村における金融包摂の実態―MF産業の改革に向けて」

講師: 杉江あい (名古屋大学高等研究員特任助教)

プロフィール: バングラデシュ農村を主なフィールドとして、開発や福祉を人びとの暮らしの現場から捉え直すことを目的として研究している。日本学術振興会特別研究員PD(東京外国語大学)を経て、2019年、現職。

コメンテーター:石坂貴美 (関東学院大学経済学部講師)

日時:2021年10月31日(日) 13:00-14:30
場所:オンライン開催
開催方法:ZOOM (ここからお申込みください。参加方法をご案内します。)
参加費:無料

社会的投資での国際協力にご関心のある方なら、どなたでもご参加いただけます。

 

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