世界の人々にチャンスを、『人々に投資』するオイコクレジット

オイコクレジット・ジャパン・ニュース No.65

ーーーーーーーーーーーー目次ーーーーーーーーーーーーーーー
1.オイコクレジット・ジャパン総会のご案内
2.アーシャの夢~オイコクレジットのボリウッド風広告
3.アースデイ東京に出展報告 4/21-22
4.マイクロファイナンス・カフェ8報告 5/12
5.コロンビア共和国南部のおいしい(甘い)話
6.AGFとオイコクレジットの調印式 ―ナイロビ(ケニア共和国)
7.オイコクレジットの実績 2017年12月末現在
8.みずほFG、「石炭火力」「パームオイル」「木材」に慎重姿勢
9.その他のマイクロファイナンス、社会的金融に関する記事
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1.オイコクレジット・ジャパン総会のご案内
日時:7月22日(日)13時~16時30分
場所:アジア学生文化協会 研修室
http://www.abk.or.jp/access/index.html

インドで開催されたオイコクレジット年次総会の報告と、パートナー訪問の報告を、顧
問の田中和夫さんにやっていただきます。
組合員でなくてもオブザーバーとして参加できますので、ご希望の方は下記オイコクレ
ジット・ジャパン事務局までご連絡ください。

2.アーシャの夢~オイコクレジットのボリウッド風広告
オイコクレジット本部がその目指す取り組みを、ボリウッドダンスに仕立てあげました
。シャレが効いていて、それでいてわかりやすいメッセージになっています。フェアト
レードにも応用できそうです。ぜひ一度ご覧下さい。
https://www.adstasher.com/2018/02/oikocredit-dreams-bollywood-style-in.html

3.今年もアースデイ東京に出展しました。
日時:4月21日(土)~22日(日)
会場:代々木公園(イベント広場・ケヤキ並木)

オイコクレジット・ジャパンは、Fair FinanceGuideを紹介するA Seed Japan、化石燃
料を使用する会社からの投資引き上げを訴える350.org、社会的価値のある事業に融資
する東京コミュ二ティパワーバンクなど、「フェアなお金の流れ」を創る団体と共同出
展しました。社会的投資機関であるオイコクレジットだけでなく、同じように金融のチ
カラで世界を変えていこうという様々な取り組みと一緒に紹介することで、来場者によ
り効果的にアピールできました。

4.マイクロファイナンス・カフェ8報告
日 時:2018年5月12日(土) 午後1:30~4:30 (受付1:15~)
会 場:アジア学生文化協会 研修室

オイコクレジット・ジャパン代表、日本福祉大学国際福祉開発学部教授で、マイクロフ
ァイナンス(MF)の研究者である岡本眞理子が、MFの過去の歴史から現在の課題まで様々
なことを話しました。金利は何で決まるのか、本当に生活向上に役に立っているのか、
MFの評価をどうするか、などなど、入門的なことから専門的な質問まで、参加者と多く
の議論が生まれました。

5.コロンビア共和国南部のおいしい(甘い)話
Contactarは、2010年からオイコクレジットのパートナーです。Contactarはコロンビア
南部の都市Pastoに本部を置き、事業を発展させたいと願う小規模企業の事業主に短期
融資を提供しています。製糖工場を営むPedroさんは2007年にContactarに加入し、最初
に100万コロンビア・ペソ(280ユーロ)の融資を受けました。彼はその資金を、工場の
生産活動に不可欠な発電機の購入に充てました。その後も何度か融資を活用して工場を
変革、近代化して生産量を増やし、収益を更に生み出すことができました。製糖工場は
成長を続け、Pedroさんは今や45人の労働者を雇用するまでになりました。
詳細は、下記の記事をご覧下さい。
http://www.oikocredit.jp/what-we-do/activities/mf/180124-2/

6.AGFとオイコクレジットの調印式 ―ナイロビ(ケニア共和国)
中小企業向けアフリカ保証基金(AGF)とオイコクレジットの協力関係が更新され、今後1
0年間、1000万米ドルの保証がAGFのグリーン保証制度の管理におかれ、オイコクレジッ
トはMFIや農業、再生可能エネルギーに関わる中小企業、およびサハラ砂漠以南のアフ
リカの低所得者層を支援する協同組合に融資できるようになります。これは、2013年か
ら発効している既存の800万米ドルへの追加保証です。AGFは金融機関と中小企業間の、
資金需給ギャップ(現推計1500億米ドル)を埋めることを目指しています。創設以来、
AGFはアフリカ40か国の80を超える提携金融機関と、6億5000万米ドル近くの保証契約を
締結してきました。およそ7000社の中小企業がAGFの保証を通じて融資を受けられるよ
うになっています。
http://www.oikocredit.jp/what-we-do/activities/coop/180125-2/

7.オイコクレジットの実績 2017年12月末現在
・会員資本残高12億2000万ユーロ(約1,614億円)
・投融資残高 9億8170万ユーロ(約1,299億円)
・融資プロジェクト・パートナー数 747
・MFI数(上記のうち)498
・MFIパートナーの顧客数  約4000万人*
(うち女性84%)*
・平均融資額     160万ユーロ
・MFIへの平均融資額  180万ユーロ
・活動国数          70カ国
・出資者数  約56000(個人+団体)
・12か国に27の支援団体(オイコジャパンを含む)
*2016年12月末の数字

詳しくは、下記Oikocreditのサイト、参照ください。
https://www.oikocredit.coop/about-us/facts-figures/facts-figures

8.みずほFG、「石炭火力」「パームオイル」「木材」に慎重姿勢
みずほフィナンシャルグループは、「責任ある投融資」などの管理体制の強化に向けて
「特定セクターに対する取り組み方針」を制定しました。具体的には、兵器製造やパー
ムオイルや木材の生産過程における先住民の人権侵害や生物多様性の毀損といった環境
破壊への加担回避、石炭火力発電への審査の厳格化などを挙げています。しかしアース
デイ東京に共同出展した350.orgJapanによれば、石炭に対する方針はまだまだ甘く、発
表では「石炭火力発電を資金使途とする与信案件については、同等のエネルギー効率を
持つ実行可能な代替技術と比較し、経済合理性等を検証し与信判断を行う」というレベ
ルで、完全撤退ではなくパリ協定の目標達成には程遠いということです。

詳しくは、下記NGO側の声明ご覧下さい。
http://world.350.org/ja/press-release/mizuhofg_policy/
また日本の3大メガバンクに対して、石炭火力発電事業や石炭発掘事業への投融資の中
止を求める署名活動を行われています。
http://world.350.org/ja/divest_from_coal_ja/

9.その他のマイクロファイナンス、社会的金融に関する記事
インパクト投資事業を立ち上げた、ネクストシフト株式会社
https://corp.netprotections.com/thinkabout/1615/
アジアの社会的企業の発掘と支援- ARUN、128の応募団体から優秀な社会的企業を選考
するCSIチャレンジ2の最終選考を実施
https://www.value-press.com/pressrelease/202548
米国最大の女性起業家特化ファンド「リシンク・インパクト」
https://forbesjapan.com/articles/detail/21191
リサイクル大手のリネットジャパングループがカンボジアに進出、現地のマイクロファ
イナンス機関を買収して、天候災害保険や太陽光発電への融資などを手掛ける予定
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3128726001062018000000/
カンボジアのマイクロファイナンス融資 着実な成長を遂げる
http://business-partners.asia/cambodia/keizai-20180522-mfi/

情報室

お問い合わせはこちら

  • Facebook
  • Hatena
  • twitter
  • Google+
  • LINE

情報室

  • facebook
PAGETOP
Copyright © オイコクレジット・ジャパン All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.