オイコクレジットの投融資先は、
途上国の貧困層に金融サービスを届ける「マイクロファイナンス機関」、
途上国の雇用創出や地域経済に貢献する協同組合などの「生産・サービス事業」、
途上国の産品を適正な価格で取引する「フェアトレード」、
環境保護に取り組む「グリーン事業」などです。
2.生産・サービス部門の社会的事業
オイコクレジットは、生産やサービス部門などの社会的事業にも投資しています。対象は、農業、貿易、協同組合、大学、病院などです。これら社会事業に投資することで、雇用創出や有機生産の促進など、地域経済をより直接的に支援したいと考えています。
例えば、国際価格の変動に翻弄されやすい中南米の多くのコーヒーやカカオの農業協同組合に融資しています。これらの組合は、オイコクレジットの融資を利用して、有機栽培やフェアトレードに取り組み、商品の品質を国際的レベルに高めることができました。
2014年は256の社会的事業を支援し、投資額も2006年の7100万ユーロから1.2億ユーロに拡大しました。社会的事業を行うパートナーは、合計で12万4000名の賃金労働者を雇用しており、特に正社員の数が増えています。
3.フェアトレード
私達のパートナーは、フェアトレードや有機認証を通し、生産者にとってより良い取引条件で事業を行い、底辺にいる生産者や労働者に適切な仕事を提供したり、環境に優しい生産プロセスを進めたりして、持続的な開発に貢献しています。社会的事業の約3割の89のパートナーがフェアトレードの認証を受けています。その62%がペルー、グアテマラ、エクアドルにあり、中南米でフェアトレードのパートナーの数が増加しています。
4.グリーン事業
オイコクレジットは環境も重視しており、256のパートナーが環境に優しい投資を実施、うち105のパートナー団体が環境や天候を保護する活動をしています。