世界の人々にチャンスを、『人々に投資』するオイコクレジット

2016年度オイコクレジットの実績報告プレスリリース

2016年度決算 – 開発資金が昨年比16%アップ、遂に10億ユーロを達成

2017年3月22日 アマースフォート(オランダ)

オイコクレジットの2016年度の開発資金は前年比16%増加し、約10億4700万ユーロとなりました。
 

この結果によって、低所得国の人々の生活の質を向上させることを目的に、包括的金融、農業、再生可能エネルギー、アフリカなどの分野に対して、投資家の方々から出資頂いた資金を利用する我々のコミットメントを再確認することが出来ました。

 

注力分野における著しい成長

2016年度において、オイコクレジットの包摂的金融資産は前年比11%増の約8億1400万ユーロとなりました。この融資残高には中小企業への少額融資を行うマイクロファイナンス機関や銀行への融資が含まれます。またオイコクレジットは農業や再生可能エネルギー分野への投融資を行い多様化を進めたことで、ポートフォリオに占める包摂的金融資産の割合は昨年度の82%から78%へと低下しました。

オイコクレジットの農業分野への投融資残高は前年比39%増の約1億5730万ユーロとなりました。農村での失業や貧困削減に取り組むプロジェクトへの投融資をより増加させており、現在ではポートフォリオの15%を占めています。

オイコクレジットの環境保護への取り組みとしては、再生可能エネルギー分野への投融資残高は前年比150%増の約3980万ユーロとなりました。当分野は2014年から注力してきた分野となっており、ポートフォリオの4%を占めるに至りました。

アフリカへの投融資残高は前年比19%増の1億8870万ユーロとなりました。アフリカは注力分野となっており、この3年間で残高の成長率は100%を超えました。

パートナー組織の長期リスク資産と戦略的支援のニーズを背景に、オイコクレジットは純資産額についても前年比47%増の1億1380万ユーロとなりました。


力強い資金流入と能力強化

支援組織、メンバー、倫理銀行の協力の下、オイコクレジットの融資可能資産は9430万ユーロ増加しました(昨年度は1億200万ユーロの増加)。

オイコクレジットは2016年度、農業、金融、顧客レベルの結果測定という3つの分野に対して、49万ユーロをかけて45の能力強化プログラムを実施しました。

 

オイコクレジットの熱意を共有する投資家たち

オイコクレジットの暫定マネージングディレクターであるGing Ledesmaは「我々は70カ国、801のパートナーに対し投融資と能力強化プログラムを提供することが出来ました。これは我々の熱意を共有する54000の投資家たちがいたからこそ達成できたものです」と語りました。

「社会的、環境的、金融的リターンの適切なバランスを維持することは、我々の重点分野における取り組みの中では引き続き優先課題です。我々は低所得者の生活の質を向上させていくために、より組織を強化し、新たな機会を模索し続けます。」

 

決算ハイライト

・総資産は2015年と比較して18%アップの12億930万ユーロに。
・アフリカへの総融資額は、19%アップし、1億8870万ユーロに。
・農業への投融資は、39%アップの1億5730万ユーロに。その結果全体の15%を占めるまでに。
・融資可能資金の純流入は、9430万ユーロに。
・純利益は2900万ユーロになった。
・パートナーに対して49万ユーロかけて、45の能力強化プログラムを実施。
・2%の配当を決定。

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