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オイコクレジット インドでの初めての融資

オイコクレジット インドでの初めての融資

2015年3月17日

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写真: 1978年にオイコクレジットが融資して建てた家は今でも健在です。

 

現在、インドでは12億人の人口のうち約3億人もの人々が、貧困の基準である1日1.25ドル以下の生活を送っています。オイコクレジットが活動を開始した40年前の貧困人口も約3.2億人で、ほぼ同数です。1978年にはインドの死亡率は14.2%と推計されました。そして、オイコクレジットは南部の州のタミル・ナドゥ州で低所得者向けの住宅ローンの融資を、インドで最初の融資として許可しました。

1978年7月、オイコクレジットはヴェールール市の病院で最低賃金で働く200人のスタッフへ、1人当たり1,000米ドルの住宅融資を提供するために、同市のクリスチャン医科大学(velle cheristian medical college board inc.)に20万米ドルの融資を提供しました。この融資は200戸分の予算として計上されましたが、最終的には全体で311戸が利用できました。

今日では、このクリスチャン医科大学病院は中央アジアにおいて最大規模で最高ランクの病院となり、インド全国から1年に約2200万人もの患者を受け入れています。彼らの仕事は、医療を必要とする人を支えるだけでなく、医療従事者の訓練にも貢献しました。

今日も立派に建っている311の家々には、はじめに引っ越してきた家族だけでなく、その次の世代、そしてまたその次の世代までが、現在暮らしています。多くの家庭は自分たちの子供と孫と住むために1階を2階に増築し、色取り取りにペイントされた外壁を自慢にしています。この融資受給者の方の息子であるジェイコブさんはこう話されました。「私の父のヨセフは、私が生まれ育った家を建てるために融資を受けました。私たち家族は、この融資にとても感謝しています。今では私の妻と子供達のための家でもあります。」

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1978年時の住宅

ヴェールール市のこの医科大学は、住宅融資に加えて、次の世代が高等教育を受け続け、熟練労働者になれるようにするため、自習室を建設し、子供達の宿題を手伝う教師をそなえています。人事部長であるハンナ・ポールはこのように話します。「地域への最初の投資は、適切な住宅建設でした。今では私たちは教育に投資しています。若い世代が彼らの親よりも多くの機会を得られるからです。」病院では成人した子供達や最初の住宅融資を受けた孫たちを雇い続けています。彼らが発展するにつれて、ヴェールールの病院とそのスタッフたちは誠実な絆に結ばれ続けます。

現在、オイコクレジットの最初の融資から約40年です。ヴェールールのメディカル大学とその病院は今でもスタッフたちに家の建設だけでなく、教育への投資も推し進めています。病院は開発プロブラムだけでなく雇用創出を通して、地域社会への支援を続けています。

(翻訳協力: オイコクレジット・ジャパン ボランティア 杉内はるか)

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