太陽発電によるアフリカの中小企業向け電力供給に500万ユーロを融資
ケニアなどでは電力不足で絶えず停電があり、それを補うためにバッテリーなどを使うため、結果として経費が高くついてしまいます。オイコクレジットが支援するエコリゴは、その打開策として、ソーラー設備の販売を、その資金融資から設置までセットで提供し、スムーズな問題解決を可能にしました。オイコクレジットはこのような事業を支援することで、アフリカの中小企業支援や雇用創出とCO2排出削減への貢献の両方を実現しています。今回は、そのエコリゴへの融資についてご紹介します。
オイコクレジットは、ガーナとケニアの中小企業への電力供給を太陽発電で拡大するため、エコリゴ(Ecoligo)に500万ユーロの融資を提供しました。
この融資によりオイコクレジットのパートナーであるエコリゴは、中小企業やNGOに電力供給のための太陽エネルギーへのアクセスを拡大することができます。アフリカの中小企業やNGOにとって、これはクリーンエネルギーへのアクセスを得るだけでなく、信頼できる電力源を確保し、運営経費の節約に繋がります。
2016年の設立以来、エコリゴは世界的なエネルギー転換の先駆者であり、世界中の新興経済国に太陽光発電設備を提供してきました。オイコクレジットからの融資により、エコリゴはガーナとケニアの約15の中小企業とNGOに太陽光発電を提供できるようになります。
このパートナーシップは、オイコクレジットが二酸化炭素排出量を削減すると同時に新興経済国でより多くの雇用を創出する方法を示しています。
オイコクレジットの投資責任者であるシーブレン・ウィルショット(SiebrenWilschut)氏は次のように述べています。「商業と産業部門の新星であるエコリゴが、クリーンエネルギーへのアクセスを拡大するのを支援できて嬉しく思います。オイコクレジットのサポートにより、エコリゴは引き続き規模を拡大し、中小企業やNGOを支援するための社会的影響力を高めていきます。大幅なコスト削減により、中小企業とNGOは二酸化炭素排出量を削減すると同時に、地域社会でより多くの仕事を確保できるようになります。」
*エコリゴは、太陽光発電によって二酸化炭素排出量を削減すると同時に、電気代を節約することでビジネスに利益をもたらすことを目的に2016年に二人のドイツ人によって設立された企業です。クラウド投資で資金を募り、現在、ガーナ、ケニア、コスタリカ、ベトナム、タイの中小企業に太陽光発電設備を提供し、設置からメンテナンスまで全てを運営しています。
(この記事は2022年1月25日のプレスリリースに基づき、オイコクレジット・ジャパンが背景説明を加えて作成)