世界の人々にチャンスを、『人々に投資』するオイコクレジット

農業支援へ同盟「小農向け金融協議会」が5億ドル超を融資

農業支援へ同盟「小農向け金融協議会」が5億ドル超を融資

2015年7月17日

CSAF イメージ画像

2014年4月、Alterfin、オイコクレジット(Oikocredit)、 ラボバンク(Rabobank)、responsAbility Investments AG、Root Capital、the Shared Interest Society、Triodos Investment Managementの7つの団体がCSAF(Council on Smallholder Agricultural Finance、小農向け金融協議会)を立ち上げました。

CSAFは、インパクト志向で農業金融をリードする金融機関の国際的なフォーラムとして、経験を共有すると共に、ベスト・プラクティスを見出し業界の基準を作っていくことを目的にしています。2014年には世界64カ国の658の中小事業に総額5億6,400万米ドル(2013年比56%増)を融資したと発表しました。

 

「失われた中間層」へ届ける融資

融資先の活動地域の拡大や収穫物の多様化、また金融商品やサービスの多様化に伴い、特にアフリカや中南米諸国で融資額が増大しています。CSAFが融資先に選ぶのは、地方に分散する数百~数千規模の「失われた中間層」と呼ばれる農業従事者たちです。融資額は、マイクロファイナンスとしては高額の、しかし銀行からの融資としてはあまりにも少額で融資リスクが高いと考えられる5万〜200万ドルが提供されました。

オイコクレジットの農業融資担当者のフランク・ルビオ氏は「農業への投資は、地方の貧困削減に最も有効な手段のひとつであり、食料問題の解決へつながるものだと考えています。オイコクレジットはCSAFの一員として農業の可能性を広げるため、農業セクターに資金を投入しています。」と語りました。

 

120万戸の農家と市場を繋げる

CSAFの融資を受けた事業はコーヒー豆、カカオ、カシューナッツ、ソルガム(イネ科モロコシ属の穀物)、ゴマ、豆類などおよそ30億ドル相当の農作物を購入することにより、120万戸以上の農家を正規の市場と結びつけました。

また、事業の多くは、気候変動の問題に直面しても農家が持続的な農業生産方法を採用できるように、個々の農家に対して、信頼でき利用しやすい融資や農業用の設備、また技術訓練などの支援をしています。

 

CSAFについてのより詳しい情報は www.csaf.net でご覧ください。

(翻訳協力: オイコクレジット・ジャパン ボランティア 岩切智実)

活動内容

お問い合わせはこちら

  • Facebook
  • Hatena
  • twitter
  • Google+
  • LINE

活動内容

  • facebook
PAGETOP
Copyright © オイコクレジット・ジャパン All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.