世界の人々にチャンスを、『人々に投資』するオイコクレジット

これからも地元に魚を届けるために

これからも地元に魚を届けるために

2016年1月11日

網の補修をするヤレロの従業員

網の補修をするヤレロの従業員

2014年9月、オイコクレジットはザンビアの養殖業者「株式会社ヤレロ(Yalelo)」に、250万米ドルの株式投資を行いました。ヤレロは、カリバ湖でティラピアを養殖し、そのティラピアは主に女性の行商人によって地域で販売されています。オイコクレジットは(株)ヤレロに資本を提供するだけでなく、株式投資チームと理事会の役員が能力支援と助言を行っています。初期投資に続いて、2015年第2四半期には200万米ドルの投資を提供しました。

二回目の投資は、ヤレロの高い可能性と社会に与える影響の大きさを鑑みて認められました。ヤレロは、食の安全保障と雇用創出において地域に貢献できるよう、持続可能な水産業の新しい基準を定めようとしています。ザンビアではティラピア養殖によって、住民が新鮮な魚を食べられるようになり、食生活が改善するとともに経済発展も期待できます。ザンビア人は昔からタンパク源として魚を好んで食べますが、乱獲によって資源が激減し、主に中国から輸入した冷凍魚に頼っているのが現状です。

漁網を修理するヤレロの従業員

漁網を修理するヤレロの従業員

ザンビアや近隣諸国では地元で獲れた魚に対する需要が大きく、ヤレロはその需要に十分応えています。養殖業は国内市場を支え、継続して新鮮な魚を人々に届けるだけでなく、地域の大豆産業にも貢献しています。大豆はティラピアにとって高タンパク質な餌なのです。

ヤレロ代表取締役のブライアン・マックコイは、ヤレロのビジョンはザンビアの養殖セクターを見直し、周辺地域の水産業を牽引していくことだと言います。「来年はザンビアで年間八千トン(約二千万匹)の生産量に達するでしょう。そして、ゆくゆくは一万二千トンを生産できるように計画しています。オイコクレジットの投資は、このような目標に向かって邁進することを可能にしてくれました。継続的に事業を拡大していけると確信しています。強い輸入代替と有機的成長の可能性があるサブサハラアフリカに事業を拡大していく見込みも出てきました。」

元オイコクレジットのディレクター、アルバート・ホフシンクは、現在、ヤレロの役員を務めています。アフバートは20年以上に及ぶ金融と危機管理の経験、そしてアフリカでの経験を活かし、ヤレロに能力と専門知識を提供し、財政面だけでなく、社会的コミットメントも持続できるようにサポートしていきます。

(翻訳協力: オイコクレジットジャパン ボランティア 菊地めぐみ)

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