世界の人々にチャンスを、『人々に投資』するオイコクレジット

西アフリカ・ベナンのコミュニティに太陽エネルギーで電力を供給するための最新の投資

西アフリカ・ベナンのコミュニティに太陽エネルギーで電力を供給するための最新の投資

太陽光パネルベナンでは電力需要が着実に増加する一方で、送電線設備が未整備な上に電力供給設備が十分でなく、ナイジェリア、ガーナ、コートジボワールといった近隣諸国に比べて遅れをとっています。また電化率は都市部の53%に対し農村部はわずか2%と格差があります。地方ではディーゼル電源への依存度が高く、供給コストが販売価格を上回っています。(https://openjicareport.jica.go.jp/pdf/12339552.pdf 参照)

そのような事情から、新たな電源の中でも初期投資や燃料コストが比較的かからず、設置箇所の自由度が高い分散型エネルギーの普及が望まれています。

そこでオイコクレジットはオフグリッドの分散型エネルギー企業であるウェジザベナン(Weziza Benin)に140万ユーロの長期プロジェクトファイナンスを提供し、ベナン農村部の40,000人が太陽光発電に接続できるよう今後10年間でソーラーミニグリッド(多数の太陽光パネルで建設される小さな発電所)を開発、建設、運用します。

オイコクレジットの支援によりウェジザベナンは、21の農村コミュニティにクリーンで手頃な価格の信頼性の高い電力を提供します。このプロジェクトは、ミレニアムチャレンジアカウント-ベナンIIとベナン農村電化及びエネルギー管理庁からの資金提供によっても支援されており、接続されている各コミュニティに助成金が提供されています。

ウェジザベナンは2015年の設立以来、世界中の新興市場に太陽光発電ソリューションを提供する世界的グループ企業であるエナジーシティ(Energicity Corp)のベナン子会社です。 エナジーシティはこれまでに44のプロジェクトを総容量1.45メガワットで設置・委託し、47を超えるコミュニティに電気を提供しています。さらに37の施設が開発中で、容量は2メガワットを超えています。エナジーシティは、シエラレオネにあるウェジザベナンとその姉妹子会社であるパワーレオネを皮切りに、西アフリカの人々に持続可能な電力を提供することを目指しています。エナジーシティは、オイコクレジット以外にも主要なインパクト投資家からの資金を確保しています。

ウェジザベナンのCEOであるニコル・ポインデクスターは、次のように述べています。「私達はオイコクレジットとの新たなパートナーシップに感動しています。エネルギー貧困の永続的な根絶と低所得者やコミュニティのエンパワーメントに対するオイコクレジットの取り組みは、私たちの目標と完全に一致しています。このパートナーシップを通じて、ウェジザベナンは太陽光発電を提供し、子供たちの学習時に明かりを灯すよう家族を奨励し、起業家がビジネスを成長させ、診療所が現代医療を提供できるようにします。つまり、このパートナーシップにより、ベナンの農村コミュニティが繁栄できるようになります。」

オイコクレジットの投資責任者であるシェブレン・ウィルシュットは、次のように述べています。「私達は安全でクリーンで信頼できるエネルギーの提供を拡大しようとしているウェジザベナンを支援できて嬉しいです。再生可能エネルギーのミニグリッドはエネルギー貧困を経験した何百万人もの人々の需要にマッチし、電力の生産的な使用をサポートし、農村コミュニティの開発を刺激するので無限の可能性を持ちます。ウェジザベナンはオイコクレジットのサポートにより、数千世帯の利益に対する社会的インパクトを拡大し続けます。」

 

(この記事は2022年4月12日のプレスリリースに基づき、オイコクレジット・ジャパンが背景説明を加えて作成)

活動内容

お問い合わせはこちら

  • Facebook
  • Hatena
  • twitter
  • Google+
  • LINE

活動内容

  • facebook
PAGETOP
Copyright © オイコクレジット・ジャパン All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.