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インドの自助グループの取組み

インド・スタディツアー報告 1

 インドの自助グループの取組み 

-未来を少しづつ作る-

 2015年2月17日 Blanca Méndez

 

Shanyidan集落は、インド東部のオリッサ州Khurdaの近郊にあります。この集落には、ハンセン病患者を抱える35の家族が暮らしています。

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やし皮繊維の加工用機械を使うBaba Rahuriath自助グループのメンバー

 

Baba Rahuriath自助グループの8人の女性メンバーが私たちを迎えてくれました。自助グループは、女性達が集まって少額の預金を行い、その中からメンバーに貸付を行う仕組みで、オイコクレジットも支援しています。彼女達は、やし皮繊維加工用の新しい機械をまず最初に紹介したいらしく、実演の用意は万端でした。彼女たちの技術は高く、自分たちのビジネスを誇りに思っています。実際、このビジネスは最近表彰されました(ちょっと話を聞こうと座ったときに、その時の表彰状を自慢げに見せてくれました)。

その新しい機械が入ってから生産量は5倍に増えました。以前は、8時間の労働で10kgのロープを作っていましたが、今は同じ時間で50kgのロープを作ることができます。それに、その機械は2人だけで操作できるので、他のメンバーは別の作業をすることができます。彼女たちは、得られた利益をどう使うかという計画を持っていて、それを生きがいとして前向きに取り組んでいます。

自助グループの一人、Maratiは、トイレを設置し住居を改善するための個人ローンをMF機関のAMPLから借り入れました。この集落には、あと1週間で水道が引かれる予定で、その水道がくればMaratiのトイレは完成します。彼女は、3人でグループを作りこのトイレローンを組みました。このような新しい取り組みが、他のメンバーも同じようにトイレを新設しようという気にさせるのではないかと思います。

2週間にわたるシバ神の祭りが終わり、後片付けをみんなでするということで、私は多くの感動と体験を胸にホテルへ戻りました。一つ確かなことは、今日出会ったこの女性たちは、自分たちの未来をその手で少しずつ作り出しているということです。彼女たちは与えられた機会を逃さず一生懸命働いて、冷蔵庫やバイク、みんなでピクニックに出かけるというような夢を叶えようとしています。夢が実現できるかどうかは彼女たち次第なのです。

 

(翻訳協力: 東京YWCA 国際語学ボランティアズILV、ファンドリッチ)

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