AGFとオイコクレジットの調印式 ―ナイロビ（ケニア共和国）
2018年1月25日
アフリカ保証基金とオイコクレジットがパートナーシップを更新
再生可能エネルギーや農業関連中小企業に新たな恩恵
ナイロビ､ 2018年1月25日 –中小企業向けアフリカ保証基金(AGF)と社会的投資家のオイコクレジットの協力関係が更新されました。その結果、アフリカのマイクロファイナンス機関(MFI)､農業および再生可能エネルギー事業体や協同組合は、より手近に融資を利用できるようになります。オイコクレジットとAGFは、2013年からずっと連携してきましたが、2018年1月25日、ケニア共和国のナイロビで契約更新の調印式がありました。
今後10年間、1000万米ドルの保証がAGFのグリーン保証制度の管理におかれ、オイコクレジットはMFIや農業、再生可能エネルギーに関わる中小企業、およびサハラ砂漠以南のアフリカの低所得者層を支援する協同組合に融資できるようになります。これは､2013年から発効している既存の800万米ドルへの追加保証です。オイコクレジットが積極的に取り組んでいるのは金融包摂､農業および再生可能エネルギーですが、今回の協定の内訳には技術支援もあり、様々な能力開発にもパートナーと関わることになります。
オイコクレジットの投資ディレクターのBart van Eykさんは､｢AGFとこれからさらに10年間、共同で事業に取り組むことができて、とても嬉しく思います。このパートナーシップによって、アフリカで成長が見込める分野の開発を応援します。それは、オイコクレジットの使命を果たし、金融包摂や農業、再生可能エネルギーを主導するためにも不可欠な分野です。AGF との連携活動は、低所得世帯や地域社会の生活の質を持続的に向上させるオイコクレジットの使命と一致します。｣と言います。
AGFの最高経営責任者のFelix BIKPOさんは、｢中小企業の発展は、アフリカ諸国が直面する成長課題に対する重要な解決策の一つだとAGFは信じています。ですからオイコクレジットはAGFに最適のパートナーです。双方に相乗効果が生まれるのですから。中小企業への更なる融資、雇用の創出、そしてビジネスにおける女性や青年層のエンパワメントなどがその効果ですが、最終目標はアフリカの貧困削減です。｣と述べます。
AGFの基本的な委託事項は、部分的な保証供与や能力開発支援によって、アフリカの金融機関の中小企業向け融資拡大を助けることです。AGFは金融機関と中小企業間の､資金需給ギャップ（現推計1500億米ドル）を埋めることを目指しています。創設以来、AGFはアフリカ40か国の80を超える提携金融機関と、6億5000万米ドル近くの保証契約を締結してきました。およそ7000社の中小企業がAGFの保証を通じて融資を受けられるようになっていますが、そのうちの70％は青年層が所有または経営しています。さらにAGFのグリーン保証制度は、持続的な雇用､貧困の削減や女性の就業機会の増大だけでなく、気候変動の緩和や適応にも直接的な恩恵をもたらすと期待されています。
詳細は､以下にお問い合わせ下さい。
Ulrike Haug,
オイコクレジット､コミュニケーションマネージャー
メールアドレス: uhaug@oikocredit.org
電話: +31 6 25 65 53 75
Rehema Kahurananga
メールアドレス: rehema.kahurananga@africanguaranteefund.com
携帯電話: +254 718 930511
（翻訳協力：東京YWCA 国際語学ボランティアズILV）
