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インドの健康・衛生改善への取り組み

インドの健康・衛生改善への取り組み

― マイクロファイナンスは、健康・衛生にも取り組んでいます -

activities_mf_1406_1                             2014年 6月13日

インドの12億人の半分以下の人々は、安全な飲料水と衛生設備にアクセスできずにいます。そこで、オイコクレジットのインドの子会社のMaanaveeyaは、人々の水と衛生へのニーズに対応するためのプログラムを実施しました。

インドでの飲料水へのアクセスは改善しました。しかし、世界銀行は、インドの伝染病の21%が安全でない水に関連していると考えています。インドでは、一日に下痢で1,600以上の人々が死亡します。衛生面では、農村部のトイレの利用状況は非常に悪く、農村人口の14%しかトイレにアクセスできません。

Maanaveeyaのプログラムは、国際金融公社(IFC)の融資や能力開発と技術支援のための贈与金を活用して、低所得者が安全な水や衛生施設を購入したり建設したりするのを支援するために始まりました。プログラムは、オイコクレジットのパートナーでコミュニティで開発事業を行うBharathi女性開発センターに資金を提供してきました。 Bharathiは主に女性にマイクロファイナンスサービスを提供しています。2011年のプログラムの開始以来、Bharathiは1万500人の低所得層に融資を供与するだけでなく、コミュニティに対して、様々な種類の水と衛生施設や利用可能なローンについて情報提供を行うワークショップや集会を行ってきました。

Bharathiは、インド南東部の農村の3地区で事業を行っていますが、そこでは住民の大多数が土地なしの労働者や小規模農家です。Bharathiが行う開発事業は様々で、灌漑や土地開発、水管理と衛生プロジェクトなどがあります。また、農業向けの短期・長期の融資や、所得保険も提供しています。女性の自助グループを設立して、金融リテラシー(金融についての基礎情報)や健康と栄養についての教育も行っています。対象のコミュニティや家族はBharathiの融資によっていろいろな恩恵を得ています。例えば、タミル·ナードゥ州のThirukannamangai村に住んでいる女性のMathavi(写真)夫人の家にはトイレが無く、彼女と家族は、茂みや溝で用を足すために、毎日、日の出前と日没後に1キロも歩かなければなりませんでした。MathaviはBharathiに家庭用のトイレを作るため12,000ルピーの衛生目的の融資を勧めました。融資は、オイコ子会社のMaanaveeyaの能力開発助成金を活用した訓練やサポートと一緒に供与されました。 Mathaviは、衛生システムは彼女と家族の自尊心を高めただけでなく、彼女と幼い娘は用を足すために暗い中を歩かなくてよくなり、安全になったと述べています。

Maanaveeyaの水と衛生プログラムは、調査対象の100%が衛生や水のシステムに満足しており、多くの人の生活にインパクトを与えたと言えます。水と衛生の設備の設置は、社会経済的な大きなインパクトに繋がります。健康状況の改善の他に、女性の尊厳や安全の向上、水を運ぶための労働が減り時間が節約できるといったものです。MaanaveeyaとIFCは、今後数年間、このプログラムへの資金や能力構築のための支援を継続していきます。

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