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ブラジルからの物語[パート1]:スルクレディ

ブラジルからの物語[パート1]:スルクレディ

2021年10月21日

 

現在、オイコクレジットはブラジルに22のパートナー組織を持っています。この地域で私達がサポートしている組織の種類を垣間見えるよう、スルクレディ(Sulcredi)とそのクライアントの一部を紹介します。これは、ブラジルのパートナーに関する3部構成シリーズの最初の部分です。

 

ブラジルのオイコクレジットのチームは、地域社会と強いつながりがあり、社会的インパクトを優先することに前向きな組織との提携に焦点を当てています。

オイコクレジットのブラジル担当カントリーマネージャーであるニコラス・ヴィエドマ(NicolasViedma)は、より多くの信用協同組合との提携が双方にメリットがある理由について次のように説明しています。「私たちの主な任務は、社会的インパクト・マネージメントをパートナーの行動計画にもっと置くことだと考えています。オイコクレジットは地域社会とより強いつながりを築きたいと考えているため、協同組合との提携は二重の意味を持っています。協同組合を通じて、コミュニティへのアクセスが容易になります。つまり、彼らはコミュニティにいて、地域の問題を解決することに関心を持っています。私達はこの事に基づいて築けています。」

 

オイコクレジットが過去5年間投資してきたそのような協同組合の1つは、スルクレディです。

 

スルクレディ-サンミゲルドオエステ農村信用協同組合

(CooperativadeCréditoRuraldeSãoMigueldoOeste :Sulcredi)

ブラジルの農村部の農民は、金融サービスへのアクセスに苦労することが多く、そのため、事業の存続が困難になる可能性があります。これが、2006年にサンタカタリーナ州西部の農村部の農民グループが一緒になって協同組合スルクレディを結成した理由です。

協同組合は農業部門、特に家族農業に焦点を当てています。スルクレディは、農村部の農民が金融にアクセスできるよう支援することに加えて、持続可能な開発を促進し、この地域で起きていた農民離村問題に取り組む手助けをしたいと考えていました。

発足以来、スルクレディは著しく成長しました。現在は、農村の生産者や農業企業に融資を提供する、繁栄している協同組合です。スルクレディは、小型な支店網を通じて22を超えるコミュニティにサービスを提供しています。協同組合には現在3,500人以上の会員がいます。

スルクレディは、運転資金、自動車金融、保険パッケージ、銀行口座、クレジットカードなど、幅広い商品とサービスを顧客に提供しています。協同組合は2016年からオイコクレジットと協力しています。

 

おいしい夢:ヴィルソン・ギスレリの物語

52歳のヴィルソン・ギスレリ(VilsonGhisleri)は、サンミゲウドオエステの近くの村に小さなブドウ園を持っています。彼は2005年にワイン生産の取り組みを開始しましたが、彼のビジネスが繁栄するためには、財政的支援が必要でした。

2010年に彼はスルクレディの会員になり、協同組合の助けを借りて、彼は高品質のワインを生産するという夢を実現することができました。

「私は自分のワインの改良に投資してきました。それを全国に売りたいと思っています」とヴィルソンは言います。

ヴィルソン・ギスレリ、彼のブドウ園にて

 

ヴィルソンはブラジルのより多くのテーブルに彼のワインを紹介することを熱望し、事業を拡大するためにスルクレディと協力し続けました。協同組合は彼の生産費、機械、車両のすべてに融資しました。

その結果、現在ヴィルソンは年間5万リットルのワインを生産して瓶詰めしています。より多くの味と情熱で国を豊かにするという彼の夢は実現しつつあります。

 

タバコの代わりに野菜を(エリゼテと&ヴォルテルの話)

エリゼテ・リューネブルガー(EliseteLüneburger)と彼女の夫ヴォルテル(Valter)は、小さな町マラヴィーリャ(Maravilha)に20ヘクタールの土地を所有しています。

彼らはタバコ作物の仕事を始めましたが、10年前に破壊されました。当時、家族はすべてを一から再建するのに苦労していました。

 

失ったものを取り戻すことを期待して、夫婦は2011年にスルクレディの会員になりました。協同組合の支援により、彼らの事業は回復しただけでなく、いくつかの点で改善しました。

温室で働くエリゼテ

再びタバコを植える代わりに、夫婦は彼らの事業と人々の健康に役立つ野菜作物を植え始めました。現在、彼らは8つの温室を所有しており、月に最大8,000ユニットの野菜を生産しています。

残念ながら、彼らの再建の闘いはまだ終わっていません。激しい嵐が最近温室に被害を与えました。しかし今回は、スルクレディがあらゆる段階で彼らと一緒にいました。協同組合は、温室を修復し、トラクターを購入するためのローンを夫婦に提供しました。この新しい追加により、彼らの事業は単に回復するだけでなく、繁栄することができます。

 

「この協力は私たちに良いものだけをもたらしました」とエリゼテは言います。

 

ブラジルのパートナーについてのより感動的な物語を読み、オイコクレジットが協同組合とのパートナーシップに焦点を当てている理由を知るには、この3部構成のシリーズの第2部をお読みください。

 

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